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センスのある空気は、美味しい。

修羅場モードに入らなければいけない時期になってきました。
締め切りまであと一週間。
進み具合は?と聞かれたら、漫画って時間かかるんですねと誤魔化すしかありません。
そんな中、技術を盗めとか、空気を学べとかそんな気持ちで漫画を読んでいます。
危機感が足りんですね。
さらにその感想などブログに書きとめようとしています。
馬鹿ですね。


佐原ミズ氏の「マイガール」
23歳独身。高校の頃付き合っていた四つ上の女性の訃報を聞く。彼女には実は彼の娘がいたのでした。
まあ、なんやかんやあって彼は娘を引き取り育てていくことにする。
とまああらすじはこんな感じ。私の安っぽいあらすじではよくわかりませんが、この作品の空気は切なさと暖かさでできています。
絵柄は、特に線が特徴的。荒いといえば荒い。しかし、著者はキャラクター像を崩すことなく絵を崩すということができるのでその絵柄が生きているような感じです。
派手な柄トーンをあまり使わずグラデーショントーンでキャラの感情を表すことが多いです。しかし、変形ゴマと構図のうまさで地味な空気を出さず、しっとりとした心になじむ空気を作り上げています。
構図がうまいというふうにありますが、これは特にキャラクターの感情の変化のことについてさします。どのようにコマをつなげ、どのようにキャラを配置するかで、ぐだぐだで残念になるか、読み手に感動に似た衝撃を与えるかが変わってくるのですが、この漫画に関しては、その面で衝撃を与えてくれる作品と言っていいでしょう。
ストーリーを見ると、少しばかりうまくいきすぎではないかなと思うところもあります。まあ、これが今後どのようになっていくかわかりませんけど。
キャラクターの作り方は、主人公をその他で変わっているという印象を受けます。主人公は読者側、その他は作品側のキャラクターといったところでしょうか。ストーリーを作るのはそのほかのキャラ、その中を進むのは主人公。しかし、こういった構図をとると主人公が無個性になっていまいち感情移入しにくい状態に陥ってしまうかもしれません。しかし、よくよく観察してみると主人公の幼さなどが見えてきてそれなりに個性があることがわかります。
この作品には目に見えた不快な、誇張、大袈裟、が含まれておりません。著者の考え方などが違和感なく織り込まれています。その考え方が最善の正解だとは思いません、しかし選択肢の一つとしてこう思えればいいなという一つの形であったりします。
価値観を押し付けるたぐいの「教えてくれる」作品ではないので、鬱になったときに読んでもその心が晴れてくれることはあまり期待できません。でも、ふと思いついたように手にとって読んでみればおちついて生きていけるような気分になる作品です。

萌が流行になり、そういった作品群が注目を浴びてきています。そのおかげでその類のマイナー作品が一気に知名度が上がったりすることも珍しくありません。
萌を否定することはしません。萌とはすばらしい感情であることを私は知っているから、しかし、このようなゆったりとしっとりと味のある作品も、もう少し日の目を見てもいいのではないかと思います。



今回参考にした本
佐原ミズ「マイガール1」、株式会社新潮社、2007年、p.204。
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定宏

Author:定宏
やった!ジョースターさんに試した時は
模擬ゆえか手刀を十字に組んでいなかった…
したがってその欠点は頭突きやふくみ針
などの攻撃に弱い!
だが十字空烈刃はその欠点を
補って攻守において完璧だ!

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